活動報告

シダックス・コミュニティ(株)視察

平成21年5月21日(木)
田辺 昭人

東京都渋谷区 シダックス・コミュニティ㈱
「空き店舗対策」支援事業活用における、運用の可能性を学ぼうとの趣旨で、渋谷区にあるシダックス本社を訪問した。

シダックス 代表取締役 専務
事業推進部 取締役
店舗開発部 課長
マーケティング室 課代

本市において、現在商業地域の「空き店舗対策」は急務の課題と言える。大型量販店の進出や郊外化に伴い、これまでの商業地域は変貌し、かつてないほどの窮地に立たされている。
その問題点や課題は、先に行われた商店街調査報告書の中で、「店主の高齢化や後継者難」「魅力ある店舗が少ない」「大型店との競合」「街路灯・アーケードの老朽化」「中核となる店舗がない」等々が挙げられている。また、商店街活性化のための取り組みとして、「イベントの実施、充実」「街路灯・アーケードの整備」「商店街役員による勉強会開催」「清掃、美化、エコ活動の実施」「商店街ホームページの開設」などが挙げられている。
このことからも商業振興対策として、商店街の組織力強化や商店の魅力を高め、高齢者をはじめとした市民生活の利便性の向上とにぎわいある地域づくりが、より一層求められている。

  1. シダックス・コミュニティのコンセプト
    同社は現在、全国に304店のレストランカラオケを展開している。そのコンセプトは、「カラオケ」という枠を超えて、地域のコミュニティセンターを目指し、世代を超えたすべての人に楽しんでもらえるスペースの提供を目指している。
    カラオケの参加人口は(1年間に1回以上参加する人の数)は、ピーク時約6500万人であったが、今は4700万人と減り、この数年は横ばい状況にある。また、カラオケ産業の動員数は4億7000万人と言われている。
    そこで、同社は独自の方向として、仲間同士が気軽に集まり、清潔で明るい空間で、おいしく食べて楽しくおしゃべりをする。客が楽しく過ごせるエンターテイメント・レストラン展開とコミュケーションとしてのカラオケを軸として運営することを目指した。
    飲食売り上げについては、営業売り上げの5割を占めており、平均飲食組単価は3000円前後とのことである。さらに最近は、スペシャリティレストランを目指し、スペシャルルームを設置して、ワンランク上の演出と料理、サービスの提供を図っている。
  2. 飲食に関する考えとメニュー構成
    注目したのは、全200種類を超えるメニューのすべてに、アレルギー表示がされていることである。また、原産地表示の徹底など食の安心・安全を軸に構成されていたことだった。
  3. 地域との関係
    昨年、「食育教育」を全国で実施し、親子で歌や踊りを通じて食育について楽しく学ぶイベントを実施。10月に「ハロウィンクリーンアップパレード」と称して、仮装した子供たちと店舗スタッフと地域清掃を行い、地域貢献活動を実施。「敬老の日ゴールデンエイジカラオケ大会」の開催など地域のコミュニティスペースとして地域に愛される企業を目指し、展開されている。また、地域企業・サークルなどの団体を重要顧客として、会議の場として、情報交換の場としての提供なども行っている。全国で、約5万社の法人団体の利用があるとのことである。

所見

商店街調査の結果にも意見があったように、「客を呼べる核」となる店舗を考える中で、このようなスタイルの店舗を誘致することができたら面白いと思う。地域性を活かした「イベント」を開催することや、地域商店街との連携など、その点においても従来のスタイルと異なる展開が図れるのではないだろうか。
そんな期待を強くもてる視察となった。

バーレストラン   受付
1階 バーレストラン
 
1階 受付
個室レストラン   団体用個室レストラン
個室レストラン
 
団体用個室レストラン
VIPレストラン   団体用個室レストラン
VIP用個室レストラン
 
団体用個室レストラン
パーティールーム    
パーティールーム
   
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