我が家の愛犬「リュウ」は12歳のオスの柴犬です。
最近、歳をとったせいか、因業になって、気が向かないと呼んでも来ません。勝手気ままな我が家の住人です。
もともと、訓練もしていないし、特に躾けたこともないので、待てとおあずけしかできませんが、家に帰ると真っ先に迎えてくれるのは、この愛犬です。そして、2・3回尻尾を振ると、何事もなかったように踵を返すのでした。しかし、これまで一度もテーブルの上に出しっぱなしのおかずを食べたこともなく、また靴やスリッパを噛んで悪戯をすることもなく、その点では偉いやつだと感心しています。
息子たちも22歳と20歳にそれぞれ成長しましたが、同じ家の中で、「リュウ」と一緒に育ったようなものです。
普段から無愛想な息子たちも犬の「リュウ」を呼ぶときだけは猫なで声です。そんな「リュウ」が、昨年の暮れから調子が悪く、正月中も何度も病院に連れて行ったりしましたが、一向に良くならず、とうとう入院してしまいました。もう10日になります。お見舞いにも家族で行っていますが、衰弱した体で起き上がり、尻尾を振る姿がいじらしく、可哀想でなりません。いつもそこにいた「リュウ」がいない毎日はぽっかりと穴が開いたようでもあります。
これまで、家族の一員として、また、大きな存在でみんなを癒してくれていたのだと改めて感じています。