去る3月19日、横須賀市で発生した「タクシー運転手殺害」に関し、米兵が被疑者として逮捕されました。
これまでも過去、事件が発生するたびに米側に対し、綱紀粛正と再発の防止を訴え続けているだけに、強い憤りと虚しさを禁じ得ません。何回こんなことが起きるのでしょうか。今から、8年前の1月3日の夜半に兄弟づきあいをしている友人が米兵と思われる2人組に強盗目的で被害にあい、3ヶ月の重傷を受けました。ついそのときのことを思い出します。その事件では、結果的に米兵と特定できず、犯人も挙がらずじまいでした。しかし、再発を防ぐ想いで、仲間たちは市内を歩いて、38000余の署名をとりました。そのときの現場に、設置された防犯カメラが一昨年の女性の殺害事件の犯人逮捕に役立ったとの事です。今回この被疑者は基地を脱走したうえで犯罪を犯しました。軍人の立場から、脱走は敵前逃亡と同じ位の罪であり、脱走の事実がはっきりした時点で、犯罪者として速やかに日本警察に対し通報し、共同で捜査に当たるべき事案であると考えます。その点においても、緊張が緩いのが現状のようです。戦後、日米安保条約の発効とともに出来たこの「日米地位協定」が前時代的なままであることについて、その運用の見直しを国は強く訴えていく必要があると考えます。日本の安全保障のみならず、横須賀と基地の関係は今後も重要であるだけに、日米両政府間において今後、再発の防止について速やかな措置を強く望みます。
