海上自衛隊横須賀地方総監部田戸台分庁舎の庭園で、この時期は桜を愛でることが出来ます。
普段は、一般には公開されない場所なのですが、この時期だけは入場可能です。見事な桜花は勿論でしたが、もうひとつ感じるものがありました。
それは、かつて横須賀を舞台にした日活映画で、豚と軍艦という映画のことです。分庁舎の前は、横須賀地方裁判所です。映画では主役の長門裕之演じるチンピラが入院する病院の設定となっていました。恐らく、40年くらい前の映画の筈ですが、その病室から見下ろす町並みのシーンが、今でも鮮烈に頭に残っています。当時の横須賀の時代背景や風俗が実にリアルに表現された映画でした。今の新港地区・平成町が海だった時代です。まさに、戦後の混沌としたイメージと当時の横須賀がダブる感じと言えるでしょう。桜咲く高台から、安浦方面を眺めながら、ふと、その光景を見ながら、いにしえの横須賀を思い出しました。
