議会報告

平成20年3月6日 教育経済常任委員会

田辺昭人委員

幾つかお尋ねをさせていただきます。
  最初に外資系企業誘致活動支援業務委託料というところで、先ほど伊東委員からもお尋ねがございました。その中で業務委託という部分で、コーディネーター的位置づけであるというようなお話を伺ったわけですけれども、コーディネーターというのは、言うならば、仲立ちをしていただく位置づけです。本市及び本市の地元企業に対する知識であるとか、あるいは認識の高い方を望むわけなのですが、業務委託に当たって、その辺はいかがでしょうか。

企業誘致推進課長

おっしゃるとおり、本市の知識が何にもない方に韓国で幾ら活動をしていただいても、それは非常に無意味な活動になってしまうと思います。そういう意味で、現在、どこの業者というのは、まだ予算もついていない状況で決まっておりませんけれども、ただ、昨年お伺いをしたときに、たまたまやっていただいた企業の方は韓国人ではありますが、そのうち数名の方が日本の大学を出ていらっしゃいまして、その際、かなり本市のことを勉強していただきました。実は先日も本市のほうに見えて、その人いわく、前回自分自身で活動していながら本市を見たことがなかったのが自分でも心苦しかったというようなことで、実際にいらっしゃいまして勉強をされていますので、そこになるかどうかは、金額の問題がありますので、まだわかりませんけれども、当然そういったところの事情に精通した方を選んでいきたいと考えております。

田辺昭人委員

今のお話の中で、韓国の方だと初めて伺ったわけなのですけれども、そういった背景があるので、主に韓国における企業誘致という流れになっているのでしょうか。

企業誘致推進課長

現状では、昨年市長が韓国に行った実績を実際に企業誘致につなげたいと考えております。ある意味、このままでは中途半端になってしまうと考えておりますので、平成20年度は昨年の活動をもう一度続けまして、実を結びたいと考えております。

田辺昭人委員

私は、過去にも申し上げているのですけれども、当然韓国も含めてということにはなりますが、韓国のみならず、広く門戸を広げていただきたいと思っています。予算の140万円が高いか安いかということについても、結果について評価されるところだと思いますが、ジェトロであるとか、また県の関係機関とも連携されるということに関してはいかがでしょうか。

企業誘致推進課長

もちろん、今回は韓国を考えておりますが、韓国だけに目を向けているわけではございません。何より大切なことは、本市が外国企業に対して誘致を行っているということを広く知っていただくということが一番だと思います。そういう意味ではアクションを起こす上で、とりあえず昨年行って取っかかりがついた韓国ということですので、実際に外国企業に呼ばれるような関係者、例えば金融機関ですとか、あるいはジェトロもそうです。経済産業省もそうです。そういった方に対して、今回はソウルでしたけれども、市長が外国まで出向いていって、外国企業の誘致活動に熱心であるということを印象づけるということがまず大切なことです。そういう意味では委員のおっしゃるとおり、いろいろな機関をうまく使って、本市だけでは、なかなか力が及ばない部分はございますので、使えるものはできるだけ使って、なるべく広い世界からいい企業を呼んでいきたいと考えております。

田辺昭人委員

今のお話を伺って、さらに思いを強くしたのは、本市が諸外国に向けて、積極的に企業誘致をとらえている都市なのであるということをさらに強く印象づけるためにも、今後も展開をしていっていただきたいのと同時に、本市の姿勢を示すことで、さらに地元の企業が自分たちの特性、あるいは潜在能力というものをアピールできるような環境づくりをあわせてお願いをしたいと思います。
  続きまして、産学官コーディネート業務委託ということでございまして、市内企業と大学等との連携ということでありますけれども、この連携の内容について、教えていただきたいと思います。

商工振興課長

連携の内容は、産学官コーディネート業務の周知、それからコーディネートの業務、そういうものが中心になりまして、委託をかけながら行っていくということを考えております。

田辺昭人委員

産、あるいは学のほうから何か具体的にテーマが上がってきて、それに官が乗って一つのプロジェクトとなるというイメージだったのですけれども、そういうものとは違うのですか。

商工振興課長

産業振興財団の中に委託をします。そうしますと、コーディネーターが地元の企業を周りながら、いろいろ産学、または産産とか、そういういろいろな連携事業をしているところの情報を掘り起こしていきまして、シンポジウムを行ったり、マッチングを行ったりしております。平成19年度もシンポジウムを開催したり、これからまた3月にフォーラムを行うというような形で、今そういう産学の情報をとりながら今後も進めていく考え方を模索していきます。

田辺昭人委員

ベンチャー支援事業費というのがありますけれども、そちらと今の産学官コーディネート業務委託では、連携するもの、関連づけられるものというのはあるのでしょうか。

商工振興課長

一般の工業団地にある企業は、既に10年とかそういうふうに業務をしておりますので、これから芽を出すベンチャーには結びつかないのですけれども、いろいろ訪問する中で、いろいろな情報を聞きますので、そういう情報が入手できれば、情報としてとってベンチャーにぜひ支援してほしいとか、そういうことはあるとは思います。

田辺昭人委員

いわゆる企業の知恵と、また大学の研究課題と、そしてそこにベンチャー企業が目指すもの、これをコーディネートすることで一つのベクトルができればいいなと思っています。また、それを現実に形づくっていくためのプラットホームになるようなスタイルが、いわゆる産学官のコーディネートなのかというとらえ方をしていたのですけれども、将来のこととして考えたときに、産学官の協業、あるいは協同というものについては、どうお考えでしょうか。

経済部長

昨今の大学の法人化の中で、大学そのものが地域に貢献しなければいけない。それから、自分たちももうけなければいけないというのがあって、この近くの大学もそういった意味ではセンターをつくって積極的に産学官を進めているとの情報をつかんでおります。今ここで想定しましたのは、うちの財団法人の産業振興財団が今まで培った、既存の中小製造業の技術も調査していますし、その方たちの連携もきちんと行っています。そのときに、例えば学の知恵が欲しいという既存の中小製造業とは結べるだろうというのがあります。それから、ベンチャーは今度委託料を払って、ベンチャーの調査をして選考して認定します。認定した後は、こちらが助成金を出して育ってくれないと、本市全体としては非常にマイナスになるので、そこのところに、もしかしてもう一回学が入れば、このベンチャーはもっと将来的には伸びるだろうといったところも診断を出しながら、産学官というものを将来的には結びつけていこうと考えております。

田辺昭人委員

続きまして、ISO認証取得促進補助金についてお尋ねをしたいと思います。
  これについて、ISOの9000シリーズと、同14000シリーズの認証取得に要する経費の一部を補助するとありますが、これ以外に、市場が要求する、あるいは時代が要求する認証基準というのがあろうかと思います。その点の認証取得のシリーズの拡大については、いかがでしょうか。

商工振興課長

現在、9000シリーズと14000シリーズを行っています。そういう中で、今後も特に海外での取引とか、そういう条件とか入札条件の中には、重大な課題があります。これは、情報セキュリティのマネジメントだと思っております。そういうような中で、27001という認証取得がありますので、そういうものも神奈川県ではないのですが、東京都でやっているところもありますので、私たちも検討をしていくという認識を持っております。

田辺昭人委員

ただいま情報セキュリティというお話がございました。YRPで言えば、地元の情報産業会社が多数参画をされていると思います。まず現状ですが、何社ぐらい、あるいは何人ぐらい、そして受注額がどれぐらいあるものなのか、お尋ねをしたいと思います。

雇用労働・YRP担当課長  

まず、今のYRPの進出企業としては、4月の段階ですが、大手通信キャリアも含めて73社です。
  そして、在勤者が5,500人ということになっております。
  その中で、地元のベンチャー企業は、YRPのベンチャー棟というところにございまして、幾つか入っておりますけれども、この中で一番実績が多いのは、本市の1番館、第三セクターのところに入っておりますYRP産業協同組合というのがございます。これは今21社で協同組合をつくっているのですが、毎年受注高を上げていまして、昨年から今期にかけては約1億円を伸ばして、13億円弱の売上高になっておるという状況でございます。

田辺昭人委員

今のお話で、YRPの中でも、地元業者たちが非常に重要な位置づけとして、今後さらにその要求が高まってくるのだと受けとめました。
  それら企業に対しての守秘義務だとか、あるいは情報管理能力というものがさらにこれから求められていく。そういった中で、先ほどのISOの27000シリーズ。ほかにもプライバシーマークであるとか、一般的にISMSと呼ばれているものがあるそうなのですけれども、具体的にそういったものについても、この認証取得促進補助の対象として、今後検討をされていかれるかどうか、その点をお尋ねいたします。

商工振興課長

先ほどの27001シリーズ、またはプライバシーマーク制度、こういうものは認識しております。そういう中で、先ほども申し上げましたように、今後大切な要素ですので、いろいろなメニューがあると思いますが、そういうものもよく調べながら、また企業の需要なども含めて探りながら今後推進していきたいと考えております。

田辺昭人委員

今後、さらに情報セキュリティが重要視されて、その信頼性が損なわれると、もう1回のミスでその企業が淘汰されてしまうといったお話も聞いておりますので、そういった認証資格がYRPに参画する条件にもなってくるという傾向もより強くなっていくと思います。そういった意味で、今後とも支援をお願いしたいと思います。
  続きます。
  観光宣伝事業なのですが、開国祭であるとか、あるいはカレーの街よこすかの推進であるとか、よこすかスプリングフェスタという名称を変えた新たな展開というようなお話がありましした。より広く、またより多くの人々が参画できるようなイベントになることは言うまでもないのですが、1つ、その対象として、本市には約1万人からの在住の米国人がいらっしゃると思うのです。そういった方にそれらの催しを過去に周知、あるいはPRしてきたという実績はいかがでしょうか。

観光課長

ベースで行う市関係のイベントにつきましては、特に。それから、ベースの中ではないイベントでも、ベースの方が参加していただけたら喜ばれるのではないかなというものにつきましては、ベースの広報を通じて、ベースの中の新聞に載せていただくような働きかけはしてまいりました。

田辺昭人委員

実際の効果というのは実感としてありますか。

観光課長

例えば、みこしパレードなどは、米軍基地の方のみこしなども出るということもありますが、宣伝がしっかり行き届いていて、担ぐ人だけではなくて、見学に見える方もかなりいるという実感はございます。

田辺昭人委員

私は、市内に向けてそういったPR活動を今後さらにされ、同時に、そういった約1万人にも及ぶ在住の米国人に対しても、引き続き、あるいは拡大しながら、そういった周知を図っていくことをお願いしたいと思います。

田辺昭人委員

実際の効果というのは実感としてありますか。

経済部長

基地周辺の中心市街地だけではなくて、そういった意味では日本人にはない、日本人以外の方が喜ばれるようなイベントというのをPRしていきたいと思っています。また、それによって各地区に来ていただいた皆様方がレストランで食事をしていただければ、経済の活性化につながると思っています。そういった意味でメニューを外国語にするというような環境整備はこれから考えていかなければいけないと思うのです。その辺のところは、今後企画調整部とともに、そういった仕組みづくりも考えていきたいと思います。

田辺昭人委員

今、部長のほうから、他部局とも連携をとりながらというお話をいただきました。
  そして、引き続き次の質問になります。1万メートルプロムナードで、今度の3月22日にもプロムナード・ウオークということが企画をされているということでありますけれども、これは本市における大きな観光資源だと思いますが、いかがでしょうか。

観光課長

1万メートルプロムナードを使ってそういうイベントもやっていただきますし、大きな特徴、観光資源だとは認識しております。

田辺昭人委員

1万メートルプロムナードを歩いてみるとよくわかるのですけれども、一部整備状況が非常に悪かったりしているところもあります。あるいはトイレなどの整備でもっと心配りをしていただきたいと思われるところもあります。しかしながら現実問題としては、それぞれの施設が点在しているわけで、また点在している諸施設を管理している部局もそれぞれ違うわけです。今部長のお話にもあったように、部局横断の中で、いい形でこの点と点になっている1万メートルプロムナードの全体が線になり、あるいは面になるというようなことで、トータルで1万メートルプロムナードが観光資源という形に名実ともに図られるような、そんなことを思うわけですけれども、いかがでしょうか。

観光課長

今委員の指摘があったように、1万メートルプロムナードにはいろいろな部局がまたがっておりますので、それらの部局が現状はどうであるかということで、企画調整部の主催で意見調整や連携をするような会議がございます。部局はまたがっておりますが、そういう場で全市的に取り組んでいく事業といいますか、ここを本市の観光の拠点となるような形で快適に歩いていただいたり、楽しんでいただけるような形で、そういう会議を通じて、積極的に発言していきたいと思っております。

田辺昭人委員

それこそ大きな観光資源でもありますし、まだまだ観光資源としてたくさん本市には誇れるものがあると思います。本市の人だけでなく、他市からも、そして外国人の在住の方々も含めて、みんなで楽しめるような、そんな集客促進を図っていただきたいということで質問を終わらせていただきます。

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